日本・中国・韓国子ども童話交流事業 日本語
2018年度活動報告
  イベントレポート  
 
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8月22日
絵本づくり③ 絵本を丁寧に製本
蔵王・御釜の湖を見学し、さよなら夕食会
絵本の発表会 一人一人が元気よく朗読しました
参加経験者「未来への交流プラン」発表&意見交換会
 
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参加経験者「未来への交流プラン」発表&意見交換会
 ワークショップ「未来交流ワーク」で3グループに分かれて議論してきた参加経験者25人は、来年中国で開催される子ども童話交流事業や同窓会活動の方針などについて具体的な交流プランを発表しました。3カ国の友好関係強化と平和のためには「持続的な参加経験者の交流が必要」という点で意見が一致しました。これからの交流プランのアイデアの幾つかを紹介します。

<ボランティア活動>
 小学校を訪問して子どもたちと童話を作る活動をするプランです。子どもたちが偏見にとらわれない新たな視点で、未来に向かって歩み出せるように手助けをする狙いがあります。

<イベントの企画>
 イベントを企画して、その様子を撮影した動画を日中韓子ども童話交流関連のサイトにアップします。例えば、公共の広場で一斉にダンスなどのパフォーマンスを披露するフラッシュモブや、各国の特徴ある料理を通して食文化の交流をする料理コンテスト、自国の特徴あるスポーツを紹介するスポーツコンテストなどが提案されました。

<参加経験者組織の充実>
 日本の参加経験者組織(同窓会)は2014年に設立され、韓国にも同様の組織が最近できました。現在、日本80人、韓国30人が参加しています。中国は同窓会の組織はありませんが、SNSで連絡がとれる人が25人いるようです。この人数を2020年に日本150人、韓国、中国各100人に増やし、30年後の2048年には3カ国とも1000人規模にする目標が提示されました。そのためには、ホームページとSNSを充実させて交流を深める必要性が指摘されました。
 そして、▽参加経験者の連絡網の整備▽同窓会活動を援助してくれるサポーターを見つけること▽長期的な視点として、参加経験者が東アジアで集まれる施設の建設--の3点を盛り込んだ「ニュードリームマップ」が提示されました。
 韓国の河那銀(ハ・ナウン)さん(2008年参加)は交流プランの一つを発表しました。「三つの異なる国の友達が一体となって、参加経験者交流活動の持続的な発展に向けて考え、悩むことは本当に意味深いことだった」と感想を述べました。中国の範宇澄(ハン・ユチェン)さん(2009年参加)は「子どもが他国への理解を深め、3カ国の国民の間で友情を育み、『近くて、遠い』現状を解消するには、こうした事業の力が必要だと思う」と話し、参加経験者も含めた事業の継続に期待を示しました。日本の参加経験者事務局の山井舜也事務局長は「3カ国の参加経験者の思いを発信していくため、ボランティア活動などにも積極的に取り組みたい」と話しました。
 主催の事業実行委員会事務局長、泉健太衆議院議員は「みなさんが考えていることをそのまま伸ばしていくことが一番いい。更に交流を深めてください」とエールを送りました。
 
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