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山形1日目の最後は、将棋の町・天童にふさわしく、最も歴史があり格式高いタイトル戦「名人戦」の永世名人の資格を持つ棋士、谷川浩司九段の講演です。
谷川さんは「負けること、失敗を恐れないでほしい。負けて悔しい思いをして、努力することで強くなる。負けるのは恥ずかしいことではない。それより負けを恐れてチャレンジしない方が恥ずかしい」と子どもたちに呼びかけました。「谷川九段にとって将棋とは何ですか?」と質問された谷川さんが「自分自身を表現する最高のもの」と答えると、子どもたちは大きな拍手を送っていました。
遠藤尋斗君(山形県、6年)と工藤洋渡君(群馬県、4年)の2人が対局の作法を教えてもらい、谷川さんと数手指しました。工藤君は「心臓が飛び出しそうだったけど、とてもうれしかった」と感激。中国の李丞翔(リ・チェンシャン)君(4年)は「失敗した時に怖いのは、立ち上がる勇気を失うことだと、僕に教えてくれました」と話しました。
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