日本・中国・韓国子ども童話交流事業 日本語
2008年度活動報告
  イベントレポート  
 
イベントTOP 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目
 
8月17日
みんな集合! グループタイム
 
イメージギャラリー
 
 
 
   
みんな集合!
 8月17日、今日からいよいよ日中韓子ども童話交流が、始まります。
 あいにく時々雨のぱらつくはっきりしない天気でしたが、長旅を終えて集まってきた子どもたちには、すごしやすいスタートとなりました。
 たくさんの木々におおわれた国立オリンピック記念青少年総合センターの緑も雨に洗われ、ひときわみずみずしく鮮やかです。
 最初に、会場にあらわれたのは埼玉県からやってきた當銘悠花(とうめい ゆうか 日本)さん。落ち着いたようすで、グループリーダーとお話しながら、みんな到着を待ちました。
 15時を過ぎたころから、徐々(じょじょ)に日本の子どもたちが集まり始めました。みな、グループリーダーたちの呼びかけに答え、ゲームやクイズをしながら韓国や中国の子どもたちを待ちました。はじめは少し緊張気味だった子どもたちもしだいに、リラックスしてきたようです。笑い声や歓声(かんせい)がわきあがり、周囲の人と言葉をかわし光景が見受けられます。
 16時50分に韓国の子どもたちが、17時15分に中国の子どもたちがそれぞれ到着。「アンニョンハセヨ」「ニイハオ」とあいさつを交わしながら、会場に入ります。日本の子どもたちも「こんにちは」と大きな声と拍手で出迎えました。
 これから一週間ともに過ごす全員が揃いました。オリエンテーションの始まりです。
 最初に、日中韓子ども童話交流事業実行委員会事務総長であり、子どもの未来を考える議員連盟会長の河村建夫(かわむら たけお)衆議院議員があいさつしました。

 「こんにちは、ニイハオ、アンニョンハシムニカ。私たちは、お互いとても近い三つの国が仲良くなれるようにこの事業をはじめました。北京では今、オリンピックが行われていますが、みなさんが今日集まったこの国立オリンピック記念青少年総合センターは、44年前東京オリンピックの選手村でした。21世紀はアジアの時代です。きっとこの三つの国が獲得するメダルの数は、世界のどの国よりも多いに違いありません。みなさんが大人になったとき、世界の平和のために三つの国が力をあわせ、がんばってくれることを期待します。ありがとう、シェーシェ、カムサムニダ」。
 続いて、各国随行の先生方、子どもたちと生活をともにするグループリーダー、通訳のみなさん、看護の先生など、日中韓子ども童話交流事業を支える大人の人たちが次々と紹介されます。
 校長先生をつとめる東山善迪(ひがしやま よしみち)さんは「みなさんの今の気持ちは楽しみ半分・不安半分だと思います。でも、去年の参加者から『一晩たったら身ぶり・手ぶりで気持ちが通じた』『通訳の人に助けられた』『みんな親切でやさしくて感激した』という感想が数多く寄せられています。どうぞ安心して、第一日目をスタートしましょう。」と話し、2本のひもを箱に入れると、みごとに1本につながる手品を披露(ひろう)しました。
 続いて、2002年の第一回日中韓子ども童話交流参加者からのメッセージの発表がありました。小学生だった参加者も、もう高校生です。日中韓子ども童話交流事業が忘れられない大切な思い出となったこと、交流によって、互いの国に対する印象が大きく変わったことなどが、今回の参加者への励ましの言葉とともに熱く語られました。
 7日間のユニホームであるおそろいのTシャツと帽子(ぼうし)が、河村建夫(かわむらたけお)衆議院議員・全国学校図書館協議会の森田盛行(もりた もりゆき)理事長より各国代表者に贈(おく)られた後、いよいよグループ分けの発表です。
 みな少し緊張(きんちょう)しながら、自分の名前を呼ばれるのを待ちます。男女それぞれ10名の班が五つずつ、合わせて10の班が、全て決定し、みな班ごとに分かれ、食堂で初めての食事を共にしました。
 
  <<戻る  
  このページの上へ