日本・中国・韓国子ども童話交流事業 日本語
2004年度活動報告
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8月21日
絵本づくり(1) 絵本づくり(2)とかくし芸大会
 
絵本作成(1) ビデオ
鬼剣舞 ビデオ
絵本づくり(1)
 いよいよこの日から絵本づくりがスタート。男子組、女子組に分か れていた班を再編成し、男女混合の10班が誕生しました。各班には リーダー1人と、中国語・韓国語の通訳が付き、子どもたちをサポー トしました。

 まず大西伝一郎さんが「今日と明日は、皆さんにとっていちばん大 事な2日間。星をテーマにした心に残る物語を、グループが協力して 一生懸命作ってください」と子どもたちを激励。そして「物語の主人 公は3匹の動物。中国の子どもたちはパンダ、韓国の子どもたちはトラ、 日本の子どもたちはシカに自分の気持ちを託して物語を作ります。ス トーリーは起承転結の4ブロックで構成されますが、子ども1人が必 ず一つの物語(見開き2ページ分)を作り、その物語の絵も必ず自分 で描くこと。そしてリーダーが表紙を担当し、最終的に10人分、20ペー ジの絵本が完成します」と絵本づくりの手順を説明しました。

 最初の6ページは、この交流に参加するまでのパンダ、トラ、シカ の物語。「日本に来るまでの期待や不安」を、3カ国の子どもたちが、 それぞれの動物を使って表現。次に「3匹が初めて会ったときのうれ しさや驚き」を盛り込んだ出会いの物語が続き、仲良くなった3匹の 冒険が始まるというのが基本。今回は賢治にちなんで、冒険のテーマ は星。3カ国の子どもたちは片言の英語で相談しあい、ハッピーエン ドとなる結末の物語を作る時には、グループのメンバー全員でアイデ アを出しあうなど真剣そのもの。聴覚障害のある中国の張碧楠(Zhang Binan)さんも「みんなで童話を作れて、とてもうれしい。言葉が通じ なくてもジェスチャーや表情で会話できることが分かった」と、とても 楽しそう。2時間ほどで、物語が完成しました。


 
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